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◎ドキュメンタリー映画『にがい涙の大地から』上映会&海南友子監督講演会 〜戦争とわたしたち 重層する過去と未来 平和のために何ができるか〜 ≫戦争が終わって60年 中国の大地には今も日本が棄てた兵器たちが眠りつづけている≪ 国際条約で禁止されていた細菌や毒ガスなどを秘密裏に製造し、実戦で使用した日本軍は、敗戦時にそれらを隠すために組織的に投棄して逃げた。それにより戦後死傷した中国人は約二千人。今も70万発以上の毒ガス弾が眠っている。 【海南友子(かなともこ)監督】 1971年東京生まれ。元NHK報道ディレクター。2003年夏、旅先の中国で出会った27歳のリュウ・ミン。日本軍の遺棄兵器で父親を殺され、笑顔を失った。彼女の涙に心を打たれ、この作品を撮る。平和な時代に傷つけられる人々の声を伝え、中国では大きな話題となった。前作『マルディエム 彼女の人生に起きたこと』ではインドネシアの元「慰安婦」を取り上げる。大好きなアジアを旅すると「日本の戦争」に出会う。よりよい未来のために過去を見据え、戦争のテーマに取組む。 ◆日 時:2004年11月13日(土)14:00〜16:30 〔13:30開場 14:00上映会 15:30講演会〕 ◆入場料:1000円 ◆定員:50名 ◆会 場:東京都南部労政会館 第3会議室 (2F)
映像の持つ力は大きく、有無を言わせない迫力で現実を突きつけます。遺棄兵器の事故の前と後でまったく生活が違ってしまった人々の底知れない嘆きと悲しみに、胸がえぐられるような思いがしました。以下は監督のお話の抜粋です。 ※前回の作品は従軍慰安婦をテーマにしたが、次回は別なトーンのものを撮ろうと思っていた。旅行先でリウ・ミン(父親を遺棄兵器事故で亡くした27才の女性)に出会って話を聞いてしまい、これを放置しておくのは人として許されないと思い、今回の作品を作ることになった。取材をしていくと、おびただしい数の遺棄兵器があり、大量破壊兵器である毒ガスが多数(量、種類ともに)含まれていることがわかった。 特別なアポイントを取らなかったが、約1ヶ月の滞在で延べ60人もの被害者に会え、実際の被害者数は万単位かもしれないと思う。時間の関係で子どもの被害者を取り上げなかったが、地雷の被害者のような感じでたくさんいる。毒ガス被害には治療法がない(そのように作るのが毒ガスである)ので、ずっと後遺症に悩まされる。国民健康保険にあたるものがなく、医療費は全額自己負担なので借金がかさんでしまう。 広島の大久野島で作られた毒ガスが中国・朝鮮に運ばれた。当時そこで製造に関わらされていた人は「毒ガスはすぐに殺さず弱めるだけだから人道的兵器だ」と聞かされたが、事故が起きて被害に遭った人は尋常でない状態になっていたのでそうではないとわかった。今イラクなどに使う戦費があるならばそれを過去の償いに回すべき。 18人の原告で日本を相手に裁判をやっている。日中が国交を回復するときに過去の賠償は放棄するとされたが、事故はその後に起きている。中国側は情報の開示を求めるも日本は一度も応えず、92年に国連で国際的な処理を訴え、97年化学兵器禁止条約が作られた。しかし日本の対応は非常に不十分で、兵士の聞き取り調査も行わず、どこに埋まっているのか未だにわからないために100万人規模の都市でも被害は起き続けている。国がしないのなら民間で情報を集めようと呼びかけると、証言をしてくれる元兵士も出てきてくれている。 30分と短いお話の後、わたしたちに3つお願いをされました。映画をご覧になれなかったみなさまもぜひご協力いただければ幸いです。なお、上映会の企画も歓迎です。 ■裁判への支援:東京都千代田区東京高等裁判所遺棄毒ガス砲弾被害事件担当裁判官宛 2003年9月の判決では国の責任を認め、被害者は勝訴しましたが、直後に国が控訴しています。今も続くこの裁判へのご意見を50円のハガキと少しのお時間をお寄せください。関心の高さが判決に影響を及ぼします。裁判の判決や日程などは以下のサイトをご覧ください。 ■毒ガス被害者をサポートする会 http://dokugas.fc2web.com/ ■被害者は医療費・裁判など経済的にとても困窮しています。以下の口座までお志をいただければ幸いです。えんからも寄附をいたしました。 郵便振替 00160−8−583130 口座名 毒ガス被害者をサポートする会 ■現地の声は「とにかくどこに埋まっているのか知りたい」です。証言をしてくださる方々がいらっしゃいましたら海南さんまでご連絡ください。 □海南友子監督連絡先:TEL&FAX 03-3357-5140 http://kanatomoko.jp.todoke.net/ □参考:毒ガス島歴史研究所 http://homepage3.nifty.com/dokugasu/ ⇒活動記録インデックス |
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